達磨庵の今
四季折々の達磨庵の畑と干し芋製作の
現場の姿をお伝えします。
2020年2月なかなか目にしない珍しい丸干し芋を作っています。
2月に入りようやく晴れが続くようになりました。
本来なら干し芋日和が続くはずの1月は、今までに例がないくらいの天候不順で、平年よりもはるかに暖かい日ばかりでした。降水量も多く、当然日照時間は短かったため、干し芋の加工がかなり遅れましたが、ここにきてようやく晴天が続いています。
あと一週間です。
今年度は原料芋が小さいので、丸干し芋用の芋が多いのですが、丸干し芋は2月半ばまでしか作ることができません。
1月は最高気温が高くない日を選んで蒸かしていましたが、ここにきて毎日蒸かすことができるようになりましたが、あとわずかしか加工できません。
しかし、たくさんはできまん。
ほしいも加工で一番時間がかかるのは皮むきです。大きくても小さくても、一つの原料芋の皮をむくのはほぼ同じ手間で、小さい芋の丸干し芋は、当然ですが、量は稼げません。平干し芋に比べて一日にできる簾の枚数も少ないです。
一か月はかかります。
小さい芋とはいえ、丸ごと一つのサツマイモを干し上げるので、日数がかかります。
表面が乾いて、その奥の水分が表面に出てきて、また表面が乾く、の繰り返しで、完成までには一か月かかります。
出来栄えは上々です。
今年度の原料芋は、大きくは育たなかったけれど、干し芋としての品質は良かったことが乾いてくると実感できます。
あいこまち、シルクスウィート、兼六人参芋等々、どれも満足できる仕上がりです。
達磨庵では、干し芋にして美味しいけれど、効率を考えるとやれない、というサツマイモが干し芋に加工されないことをとても勿体ないと思っています。
あいこまち、シルクスウィート、兼六人参芋はどれもそんなサツマイモです。作るのは面倒ですが、それらの丸干し芋が天日に当たって輝いているのを見ると、やっぱり作って良かったという充実感が溢れてきます。
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