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達磨庵の今

達磨庵の今

四季折々の達磨庵の畑と干し芋製作の
現場の姿をお伝えします。

物言わぬ、畑・サツマイモの声が、聞こえてきます。

2016年11月物言わぬ、畑・サツマイモの声が、聞こえてきます。

違う品種のサツマイモで区分します。

隣の農家の畑ではまず間違いなく農薬を使います。そこで、有機農業では緩衝帯という考えがあります。
有機栽培でサツマイモを育てても、隣接する畑から4m以内でとれたサツマイモは、有機扱いしません。
そこで解りやすくするために、違う品種のサツマイモを栽培しています。

★写真の手前は「いずみ種」、奥は「紅はるか」です。

天日干しするのは、干し芋だけではありません。

掘り起こしたサツマイモも数日間畑の上で天日干しします。これをすることで、一段階保存性が良い原料芋になります。
干し芋加工は真冬の作業ですから、少しでも寒さに耐えるようにすることは干し芋作りにおける重要な要素のひとつです。

良いものだけ選ぶ。妥協はご法度です。

春からずっと世話してきたサツマイモですから、なるべくたくさん干し芋の原料芋にしたくなるのが人情です。
けれど、美味しい干し芋の原料になるものだけを選びます。形が良く、適度な大きさの、肌が綺麗なサツマイモだけを収穫します。

サツマイモ栽培は芋と作り手の共同作業です。

草取りと虫取りで、雑草や芋虫の被害を抑えることは出来ますが、今年の9月のような日照不足や多雨での、芋にとっての向かい風は人の力では何もできません。
出来ることは尽くす、それ以外は芋に頑張ってもらうばかりです。

収穫した芋の大きさ、形、収穫量は、今年の私たちの栽培の良かったことと、至らなかったことを教えてくれます。
畑での作業はこれで一区切り、次は干し芋への加工にむけての作業がはじまります。

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