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達磨庵の今

達磨庵の今

四季折々の達磨庵の畑と干し芋製作の
現場の姿をお伝えします。

苗を植える(定植)

2014年6月苗を植える(定植)

余裕を持った育苗を心がけています。

穏やかな日で、数日のうちに雨がありそうな日を待って定植しますので、それに合わせて、逞しく育てた苗を準備しなければなりません。
そのために達磨庵では、作付け面積に対して一般農家が用意している2倍の面積の苗場を確保して育苗しています。

成苗だけを植えていきます。

種芋を苗床に植えてから40日から50日で苗ができてきます。その中から、茎が太く、節と節の間隔が狭い丈夫な苗だけを切って植えていきます。
切った苗は乾かないようにだけして、外気に当てます。ある程度飢餓状態にすることで生命力が引き出されます。

意外と苗を植えるチャンスは少ないのです。

ほしいも産地では、5月中旬からが畑の地温が上がってきて、サツマイモ苗を植える時季になります。
ここから約三週間が苗を植える(定植)の適期ですが、ほしいも産地では定植には向かない寒い日が時折ありますし、雨がなく畑が乾いていることもあり、三週間の期間でも定植に適した日は意外と少ないのです。

品種により、植え方が違います。

サツマイモは品種により、形も、大きさもまちまちです。それに合わせて畑の土作りもしますが、苗の植え方も変えていきます。
大きく育つ芋とそうでない芋では植える間隔を変えたり、芋の個性と合わせて、水はけが良い畑とそうでない畑と、育てる畑も変えていきます。

有機栽培の畑では、こうしたちょっとした工夫でその後の育ちが全く違います。
草に負けない丈夫なつるを伸ばして、美味しいサツマイモになるように、祈りを込めて苗を植えます。

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