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達磨庵の今

達磨庵の今

四季折々の達磨庵の畑と干し芋製作の
現場の姿をお伝えします。

2018年度シーズンの最終盤のあと二週間も、しっかりと仕事します。

2019年2月2018年度シーズンの最終盤のあと二週間も、しっかりと仕事します。

もうひと頑張りです。

2月も半ばを迎えると、蒸かし終える農家が増えてきます。達磨庵では今月一杯はかかりそうです。

15年前までは2月11日がマラソンの日でした。

1月最終週は毎年勝田全国マラソンで、ちょうど干し芋産地がそのコースになります。15年前迄は2月11日でした。だからその頃までは「マラソンの頃(蒸かし)終える」というのが農家内での挨拶言葉でした。

最後まで基本を守ります。

時間を掛けて蒸かし、丁寧に皮を剥く。
原料芋がとろとろになるまで蒸かしていますから、すだれ並べは大変ですが、これも根気よくやる。
早く終えたい気持ちはご法度です。

サツマイモには頭とお尻があります。

つると繋がっていた根本がお尻で、繊維が集まっているので、頭の方からお尻にむかってスライスします。
一枚一枚剥がして芋をすだれに並べる時は、とてもやわらかいので、お尻の先から指を入れて、慎重にはがします。

無駄な作業になっても良いのです。

今年も立春を境に季節が変りました。雪や雨の日が出てきたり、風がある日もあります。
荒れる天気予報が出ると、干し場の干し芋がのっているすだれは室内に仕舞いこみます。
予報が外れる時も珍しくなく、そんな時は無駄な作業になってしまいますが、何事もないことを最優先にします。

2018年度の原料芋は糖化が進みにくく、2月に入ってからの加工でようやく満足できる出来栄えの干し芋が仕上がってきています。
あと二週間、春の陽気は控えて欲しいと、気まぐれなお天気にお願いしています。

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