先日義兄の山に遊びに行き、いが栗を貰ってきました。
この歳時記の写真撮影用でしたが、
撮り終わった後は栗ごはんを炊いていただきました。
その時の皆の喜んだ顔はこの句の通りで、
栗はやはり特別なものと実感しました。
栗は日本中に生育分布し、その歴史は古く、
三内丸山遺跡から出土した栗の実のDNA分析により、
縄文時代にはすでに栽培されていたこともわかっているそうで、
日本人にはとても馴染み深い食べ物です。
義母が元気なころ、
毎年娘の運動会に栗ごはんを炊いてくれました。
他にどんなおかずが入っていたのかは思い出せませんが、
栗ごはんのことだけはとても良く覚えています。
栗は皮をむくのが大変なので、
長いこと自分では作りませんでした。
でも人は“誰かのため”と思うと
何の苦もなくやれるものです。
ほんのちょっと気持ちを変えるだけで、
大変なことも大変とは思わなくなります。
達磨庵の熟成干し芋も、
大切な人に食べてもらいたいという思いからできました。
手前味噌ですがしみじみと感じる味わいです。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。