猛暑に次いで豪雨、そして地震と、災害に見舞われた今年の夏でした。
被災された多くの皆様に、心よりお見舞い申し上げますとともに
亡くなられた方のご冥福を祈るばかりです。
このところようやく秋めいてきて、朝晩過ごしやすくなりました。
“天の川”というと夏のイメージがありますが実は秋の季語です。
今では自宅付近で天の川を見ることはできませんが、
9月初めに家族旅行で訪れた久米島の夜空は、
満天の星々と天の川がはっきりと見え、とても幻想的でした。
ホテルのベランダでしばし時を忘れじっと眺めていると、
太古の昔にタイムスリップしたような不思議な感覚になります。
さて一茶の句ですが、「障子に穴があいているようなあばら家にいて、
障子の穴から覗くと天の川がとても美しく見えた。」
といった情景なのでしょうが、
そう思いながら我が家の障子に目をやると、
飼い猫の仕業で障子一面にところどころ穴があいています。
ふと、一茶の家にはもっとたくさんの障子穴があり、
そこから差し込む月明かりが、
まるで天の川のように見えたのかもしれないという気になりました。
それはそれで面白みがあり一茶のイメージと合います。
毎年楽しくてつい聞き入ってしまう夏休み子供電話相談室で、
星空・宇宙の先生が教えてくれた星を見るコツは、
「しばらくじっと待って暗闇に目をならすこと」だそうです。
空気も澄んでよく晴れた日の夜には、
熟成干し芋をつまみに、ひやおろしでも飲みながら星空を眺めてみませんか?
熟成干し芋は、軽く焦げ目がつくくらいに炙るとお酒とよく合いますよ。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。