青梅を塩漬けにして梅酢が上がったら
赤紫蘇を塩もみして加え色をつけます。
それを八月の土用の頃に天日に干します。
干しては梅酢に戻しを繰り返して
「三日三晩の土用干し」というように夜露にもあてて数日間。
梅が乾いて皺ができたら完成する梅干しは、
日本の食生活に欠かせない保存食です。
最近は減塩の梅が人気だそうですが、
我が家では昔ながらの酸っぱくてしょっぱい梅干しが好きです。
天日に干すことによって保存性が増し、
適正に漬けられた梅干しは
100年以上たっても腐らないと言われています。
酸っぱいので酸性のように思えますが以外にもアルカリ性食品で、
健康によいとされる成分もたくさん含まれています。
おむすびの具だけでなく様々な料理にも活用できる万能な梅干し。
猛暑の夏でも香りと酸味が食欲を刺激してくれることでしょう。
梅干しの食べ過ぎでお口の中が塩辛くなってしまったときには、
ぜひ熟成干し芋の甘さで中和してみてくださいね。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。