毎年のことながらこの夏はとにかく「暑い!」の一言に尽きました。
表題の句も、
暑すぎて団扇のコシが抜けてしまうくらい扇いだというようにも、
団扇を使っている人が暑さでヘタっているようにもとれますが、
いずれにしても情景が目に浮かんでくるようですね。
8月23日は二十四節気の「処暑」。
本来は「暑さが終わる頃」という意味なのですが、
この残暑はまだしばらく続きそうです。
今年のこの猛暑は暑い夏があたりまえの昨今でも特別で、
暑さに強いサツマイモでも品種によっては、
句の団扇のようにヘタっている様子を見かけます。
今年はコロナ過で制限されていた行事が復活し、
花火大会やお祭り、フェスなど、楽しいイベントもたくさんありました。
そんな楽しい夏も、暑さ厳しい夏も
田んぼの稲穂や畑で聞く虫の音が、
そろそろ終わりを告げているようです。
蜩の声もどこか悲しげに聞こえてきます。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。