夜半(よわ)は時間でいうと23時半~24時半ごろ。
空気は深々と冷えて澄み渡り、
空には星が美しく輝いています。
美味しい赤ワインを飲みながら過ごす夜。
作者はどんなことを想っていたのでしょうか。
きっと耳心地の良い音楽が静かに流れていたことでしょう。
と、ワインではいくらでもロマンチックな状況を想像できます。
では干し芋はどうでしょうか。
「素朴で懐かしい味わいがする」と言ってはいただけますが、
こたつやストーブ、おばあちゃんの家などが目に浮かびますね。
そこでイメージを覆すべくワインのお供にと、
ナッツ、オリーブ、ドライフルーツ、チーズ、チョコレート、
ドライスイートポテトと気取ってみました。
意外かもしれませんが、
渋めの赤や爽やかな白、甘めのデザートワインとも、
けっこう合うものです。
夜半に食べたとしても、
後ろめたさを感じないところも干し芋の良さです。
だんだんと夜が短くなっていくこの時季に、
ちょっぴり夜更かししながら
お気に入りのお酒とともに
干し芋を味わってみるのはいかがでしょうか。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。