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霜なくて曇る八十八夜かな(正岡子規)

霜なくて曇る八十八夜かな(正岡子規)

立春から数えて八十八日目にあたる5月1日は、
季節の移り変わりを表す雑節『八十八夜』です。

春から夏への境目となるこの頃から霜が降りなくなるので
「八十八夜の別れ霜」といわれ、
種まきや茶摘みの目安となってきました。

八十八夜に摘んだお茶は縁起が良いとされ、
この日に摘んだお茶を飲むと長生きするとも言われます。
それは、冬の間に蓄えた栄養分を、
春先からゆっくりと新芽に集めて成長するために、
一番茶には、旨みの成分であるテアニンが豊富で、
香り高いお茶になるからです。

熟成干し芋にする サツマイモも、
じっくりとデンプンが糖化するのを待ってから蒸かし、
天日に干してゆっくりと旨みを引き出し、
熟成によってさらに甘く柔らかくなるのを待ちます。

時間をかけて作られたものには、
やはり他にはない本物の美味しさがあります。

また、八十八夜は夏じたくを始めるのにもよい日とされています。
涼しげな器を出したり、
カーテンや敷物を変えるなどしてみるのはいかがですか?
お仕事の合間には、
緑茶と熟成干し芋で、ホッとひと息入れて下さい。





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干し芋マイスター 福井 保久

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サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。

干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。