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新米に 菊の香もあれ 小六月(正岡子規)

新米に 菊の香もあれ 小六月(正岡子規)

11月23日は、
「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」、
として1948年に「勤労感謝の日」と定められました。

戦前も、この日は新嘗祭(にいいなめさい)といって
天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に勧め、
また自らも之を食して、その年の収穫に感謝するという
重要な行事が行われる日でした。
(※宮中では現在も毎年行われています)

私事ですが、数人の仲間と一緒に、
山間にある小さな棚田で、ほんの少しばかりお米を作っています。
昔ながらの方法なので、田植えも、草取りも、稲刈りも、全て人力のみ。
毎年この勤労感謝の日の頃は、
天日に干した稲を、足踏みの脱穀機を使って脱穀をしています。
脱穀したあとは、手回しの唐箕(とうみ)にかけてゴミをとばし、
籾摺りをして、ようやく新米が食べられます。
子規の俳句もまさにそんな、秋の日の一日。
小六月(ころくがつ)とは、春を思わせる暖かい日和のことだそうです。

一年間汗を流してできたお米の味は、
とても言葉ではいい表せないほど美味しいです。
そして、農作業の合間のおやつに熟成干し芋を持っていくと、
仲間たちからとても喜ばれます。
やはり自然の中で食べるものは、自然な物を体が欲するのかもしれません。





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サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。

干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。