旧暦では、月の満ち欠けにより行うべき農作業が決まり、
作物は月とともに成長していきます。
そのため、十五夜は秋の収穫を祈る大切な行事となりました。
別名「芋名月」。
ススキや月見団子と一緒に、
そのころ収穫される里芋やさつまいもなどをお供えします。
また葡萄などのツルのものも、
月と人とのつながりが強くなり縁起がいいとされます。
今年の十五夜は9月27日。
実際に満月となるのは28日で一日ズレはありますが、
晴れていれば夜空に輝く綺麗なお月様が見られます。
また、旧暦の9月13日である10月25日は十三夜。
こちらは別名「栗名月」または「豆名月」と呼ばれ、
秋の収穫に感謝する行事です。
十五夜にお月見をしたら、
必ず十三夜にもお月見をするものとされ、
片方だけでは「片月見」といって縁起がよくないといわれています。
今年は、どちらも日曜日にあたります。
十五夜と十三夜には、ご家族そろってきれいなお月様を眺めながら、
月見団子に、里芋、サツマイモ、葡萄、栗、豆、熟成丸干し芋など、
自然の恵みに感謝しつつ、
皆様でお供え物を召し上がってみてはいかがですか?
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。