近代農業では年々稲刈りの時期が早まり、
8月には早くも新米がお店に並ぶことも珍しくなくなりましたが、
自然農での稲刈りは10月から11月にかけて行います。
先日、稲刈り前の最後の草刈りに田んぼに出向いた時、
うっかり草と一緒に刈ってしまった稲を
歳時記の画像に使用してみました。
稲刈りは今月末の予定ですが、
我が家の田んぼには、あさひ、赤米、紫米、香り米など
(籾まきの失敗で方々から種籾を頂いたため)の稲が混在しているので、
稲穂は色鮮やか、背丈も様々でにぎやかな田んぼの景色です。
米どころの東北や新潟では今夏の猛暑と水不足が響き、
この秋収穫された米には粒が白く濁る高温障害が広がりました。
そういう米は見た目の評価で2等米とされてしまいます。
我が家に届いた富山県滑川産の有機コシヒカリも2等米ですが、
味はいつもと変わらず美味しい新米を今日も味わいました。
自然農のお米も、干し芋用のサツマイモも収穫はこれからです。
猛暑の影響を受けたのかどうか、
結果がわかるのはもう少し先ですが、
農産物には人間がどうこうできない自然の力が大きく影響します。
天から与えられたものを有難く戴くことにしています。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。