暦の上では秋とはいえ連日のように続く猛暑でしたが、
お彼岸とともに収まりをみせ過ごしやすくなりました。
そして夏がどんなに暑かろうとも、
毎年同じように彼岸花は咲き、柿が色づいています。
我が家に一本だけある柿の木にも今年はたわわに実がつきました。
実の重さで枝が折れそうなくらいのその数は、
おそらく百や二百では終わらないほどです。
豊作を素直に喜べないのは渋柿のため、
収穫のあとにひと手間かかるからなのですが、
出来上がった干し柿の美味しさもまた格別なので、
せっせと夜なべ仕事に勤しみます。

さて、干し芋産地ではそろそろサツマイモの収穫がはじまりそうです。
サツマイモにとって暑い夏は歓迎ですが、
今年の猛暑は今までにないほどでしたので、
葉が枯れかかったり芋虫が大発生したりと、
数々のアクシデントを乗り越えての収穫です。
我が家の柿のように豊作だといいのですが…。





干し芋マイスター 福井保久