「こたつでみかん」は冬の風物詩。
一度こたつに入るとなかなか出られないので、
こたつの上のみかんはおやつにうってつけです。
小学生の時は冬休み中にみかんを食べすぎて、
初登校で顔を合わせたら体全体が黄色くなっていたという猛者もいました。
皮が薄くて小ぶりな方が甘くて皮も上手にむけます。
花の形に向くのが理想的ですがなかなかうまくは剥けません。
と、みかんの思い出を書いていくときりがないほど、
みかんは日本人には一番馴染みのある、
身近な果物と言えるのではないでしょうか。
ご近所に青森出身のご夫婦がいらっしゃいます。
静岡に来たのは集団就職だったそうですが、
就職先を静岡に決めた理由が、
「山にみかんがなっている景色を観たかったから」とのこと。
それを聞いて子供のころから見慣れている風景が、
やけに誇らしく思えたものです。
でも青森ならリンゴがなっている風景もいいですね。
というように、日本各地にはその土地ならではの景色があると思います。
干し芋産地の茨城では、
今まさに色とりどりの干し芋がスダレの上に並んでいます。
乾燥器が増えているとはいえ、
まだまだ天日干しの干し芋もたくさん作られています。
それもまた郷愁を誘う景色なのかもしれません。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。