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白葱の ひかりの棒を いま刻む(黒田杏子)

白葱の ひかりの棒を いま刻む(黒田杏子)

“ひかりの棒”という表現がとても好きです。
句のように、刻めば薬味として蕎麦や青魚の味を引き立て、
煮れば甘くトロトロに、
焼けば甘さとシャキシャキ食感が楽しめる七変化な白葱。
実は子供のころは苦手でしたが、
大人になるにつれて今では大好きな野菜になりました。
仕事が忙しいとき、
葱と白菜と豆腐があれば簡単に鍋ができるので、
最近は、ほぼ毎日お世話になっています。

歴史は古く、紀元前にはすでに中国で栽培され、
日本へは奈良時代に伝わったそうです。
十二単などに使われる色に、
萌葱色や浅葱色と、葱にちなんだ名前がありますが、
その美しい緑を見ると、
なるほど葱の芽や葉の色だなと思います。
今月は葱と干し芋という異色の取り合わせですが、
日本人に愛されているという点では共通点がある、
と勝手にこじつけてしまいました。







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干し芋マイスター 福井 保久

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サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。

干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。