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桜花 今ぞ盛りと 人は言へど 我は寂しも 君としあらねば(大伴池主)

桜花 今ぞ盛りと 人は言へど 我は寂しも 君としあらねば(大伴池主)

今年の春は寒い日が多く桜の蕾はまだ固いと思っていたら、
東京からどこよりも早く桜の開花の便りが届きました。

ふと、数年前に読んだ さだまさしさんのエッセイを思い出します。
それは「桜人」について書かれたものでした。

音楽家の山本直純さんは、
フェアモントホテルのバーから見える桜がお気に入りで、
生前「これが俺の桜だ、良いだろう」と自慢されていたそうです。
一年に一度、桜が咲いたらその樹に会いにいき、
一年間に起きた出来事を静かに話しかけながら、好きな桜の樹を相手に一献傾ける。
そういう人を「桜人」と言うのだと。

なんと素敵な桜の楽しみ方でしょうか。

かつて存在し、現在は失われてしまった源氏物語の巻名にも
「桜人」という名がついていたと言います。
いったいどのような内容だったのでしょう。

桜の花には様々な記憶を想起させる力があります。
そして昔ながらの食べ物にも同じような作用があると感じます。
熟成干し芋を召し上がった時、お客様によく言っていただけるのが、
「懐かしい」という言葉です。

今年は桜の花を眺めつつ、熟成干し芋を食べながら
様々な思い出に浸ってみるのはいかがでしょうか?



※東京フェアモントホテルは、残念ながら
2002年1月27日に約半世紀の歴史に幕を下ろしています。
毎年桜が咲くと、『千鳥が淵に桜が咲きました』」と広告を出し、
その広告を見て桜の開花を知った人も多かったそうです。






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サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。

干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。