土用とは、もともと中国の五行
(春夏秋冬を木火土金水に当てはめたもの)で、
それぞれ立春、立夏、立秋、立冬の前18日間のことでした。
土用の丑とは、日にちを十二支にあて、
土用の18日間に巡ってくる丑の日にあたり
春夏秋冬それぞれにありますが、
最近では“夏の土用の丑の日”が一番ポピュラーですね。
夏の土用は、梅雨明け頃と重なるために体調を崩しやすく、
昔から“「う」のつくものを食べると夏負けしない”
という民間伝承があったそうです。
諸説ありますが、
知り合いの鰻屋に頼まれた平賀源内が広めたために、
土用の丑には鰻を食べると良いという風習が定着したようです。
また、薬草を入れた「丑湯」というものもあり、
夏バテ防止や疲労回復に効果が期待できそうです。
今夜のお風呂は、
緑茶やドクダミ、桃の葉、蓬など、
手に入る薬草を刻んで入れてみてはどうでしょうか。
さっぱりとしたお風呂上りには、
冷たいビールと熟成干し芋をどうぞ。
意外や意外、甘い干し芋とビールがけっこう合いますよ。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。