お正月はその年の年神(歳神)様を家にお迎えし、
お祝いをする行事です。
「正」には「あらためる、きちんとする」という意味があり、
「正月」とは、心や行いをきちんと整え、
旧い一年に区切りをつけて新しい年を迎え、
年齢を一つ重ねて運気を更新する大切な節目です。
年神様の依り代となる、大事なお供え物の鏡餅。
丸い形は家族円満、大小ふたつ重ねた姿は月(陰)と日(陽)を表し、
福徳が重なって縁起がよい、
一年をめでたく重ねるという意味があります。
地方や家によって飾り方も様々ですが、
それぞれ縁起のよいものを一緒に飾ります。
昆布は喜ぶにつながり、橙(だいだい)は代々繁栄が続くよう、
裏白は、清廉潔白を表したり、
夫婦仲睦まじく共に白髪になるまでの長寿を願う意味があります。
また、干し柿も「賀来(かき)」でめでたいと一緒に飾られますが、
残年ながら干し芋はみかけたことがありません。
そこで勝手に「偉萌(いも)」という字を当ててみました。
「偉」は「優れている、大きくて立派」、
「萌」は「はじめる、きざし」という意味を持ちます。
新年には、一年の目標を定める方も多いと思います。
その目標を決めるとき、ご一緒に熟成干し芋を食されませんか?
きっと、大きくて立派な目標がみつかり、
一月から始まる良い習慣が身につくのではないかと思います。
どうぞお試しあれ。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。