あけましておめでとうございます。
本年も達磨庵をよろしくお願い申し上げます。
現代人は誰も忙しいので、
お正月休みも早々で仕事という方も多くいらっしゃるでしょう。
当たり前ですが新年は太陽暦の1月1日から始まります。
だいたい冬至から10日後です。
これは明治五年に、それまで使われていた太陰太陽暦(旧暦)から
現在の太陽暦に改暦された時より始まりました。
それまでの旧暦では新月の日を一日としていますので、
旧暦の1月1日は、冬至から約61日経った二十四節気”雨水”を含む月の新月の日でした。
今よりもかなり春に近い時季ですし、その年の新月でずれもありました。
そこで、日付ではなく、冬至と春分の真ん中にあたる立春が春の始まる日ということで、
立春を新しい年の始まりとしていた習慣がありました。
忙しい現代人からすると、元日と立春という2回のお正月があった頃が羨ましく感じます。
旧暦ではこれから暖かくなる時季がお正月ですが、新暦ではお正月後が一番の寒さを迎えます。
実はこの寒さは、美味しい干し芋には欠かせません。
一年で一番寒い時にしか作れない丸ほしいもは今が仕上がり時です。
たまにはゆっくりと体を休めて、炬燵で熟成丸ほしいもを味わってはいかがでしょうか?
冬という厳しい気候が仕上げた逸品です。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。