子供の頃、軒先の茄子の牛ときゅうりの馬と焚いた火は何のためなのかと
祖母に聞いたことがあります。
「ご先祖様が帰ってくるから迎えるためだよ」
そう言われてもピンときませんでした。
甲子園の高校野球を見ていて、途中で黙祷することの意味がわかってくると、
終戦記念日の重たさを受け止めるようになりました。
落語を好きになって、お盆と正月にだけ奉公している息子が帰ってくる
「薮入り」という演目を知りました。
8月15日は日本人にとって特別な日です。
今の日本があることの転機になった終戦の日という大きな意味を含めて、
帰省した家族ともにご先祖様のことを思う日です。
忙しい方にとってお盆は久しぶりに会うご家族と、
ゆっくりできる貴重なひと時でもあります。
そして特別な日だからこその団欒もあります。
そんなお盆の帰省のおみやげに“達磨庵の熟成平ほしいも”はいかかでしょうか。
暑い夏の日に、戦時中兵隊さんの食物だった干し芋をかみしめて、
今の平和に感謝したいものです。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。