芭蕉が日光東照宮を訪れた時に詠んだ句だそうです。
「日の光」という言葉には、
太陽の光と日光という地名の二つの意味がかけられています。
季語は「青葉若葉」、季節は夏(初夏の頃)なので、
本当は4月の歳時記にはちょっと早いのですが、
すでに夏日となる気温と日差しが降りそそぐ日もありすっかり初夏の気分。
庭の木を見てみると、
花が終わったスモモの枝には早くもサクランボほどの実がつき、
柿の葉の鮮やかな萌黄色がとても美しいのでこの句をあてました。
先月、3年前にここで紹介した、
清水区の山間にあるmoyocami galleryを久しぶりに訪れました。
今回は富士宮の陶芸家 酒井美華さんと挽物所639とのコラボ。
優しい色合いの幾何学模様のお皿は、
色の違う粘土を組み合わせて作る「練り込み」という技法だそうです。
飴細工のように繊細な色と模様が、挽物の木の皿と組み合わされ、
また違った世界が表現されています。
萌黄のような若々しい感性によって生み出された作品たちは、
どれもこれも可愛くて、選ぶのにとても迷ってしまいました。
地味な見た目の熟成干し芋だって、
このお皿にのせたらとても可愛くなりました。
久しぶりに柿の葉寿司も作ってのせてみようかな。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。