「さくらの日」というのをご存知ですか？
公益財団法人　日本さくらの会が1992年に制定しました。
３×９（サクラ）=27の語呂合わせと、
七十二候の一つ「桜始開（さくらはじめてひらく）」と重なる、
3月27日がその日に当たります。

古くから歴史や文化、風土と深くかかわってきた桜を通して、
日本の自然や文化について国民の関心を高めることを目的としているそうです。

気象庁では早くも１月19日に、
今年の桜の開花・満開予想の第１回目を発表しています。
それだけ私たちの関心の高さが伺えますね。

3月8日には第6回目の発表があり、
今年の開花は平年よりも早いか、かなり早いとされ
東京では早くも3月15日に開花と予想されています。

桜の開花・満開の時期を左右するのは、前年の秋からの気温の推移で、
花の元となる花芽は開花前年の夏に作られるのだといいます。
美しい桜の花は、長い時間を経てようやく花開きます。

それは干し芋作りにも通じるものがあります。
春に種芋を植えて、夏の間サツマイモを育て、
秋に芋掘り、冬に加工という一年をかけての仕事だからです。

3月は、干し芋農家にとって新しいシーズンの始まりの時です。
この冬にまた、最高の干し芋という美しい花を咲かせるため、
これから一年かけて、一つ一つ丁寧にできることをやっていきます。





干し芋マイスター 福井保久