冬至は、一年の節目の日でもあり、本格的な冬の準備を知らせてくれる日でもあります。
ご存知の通り、冬至は1年で一番昼間が短い日です。
この日を境に太陽の高度が上がり、太陽が復活していくことから、
日本だけでなく世界の各地で冬至祭が行われます。
ほしいも産地でも12月は午後5時には真っ暗になります。
達磨庵でも干し芋作りがはじまっているので、
日中は一分一秒でも仕掛かりの干し芋を日に当てます。
だから冬至を過ぎて日が長くなるのは干し芋農家も大歓迎です。
しかし、寒さは逆に冬至を過ぎてからが本格的になります。
そこで、冬至には寒さ対策として、体を温める柚子湯の習慣があることは良く知られています。
また冬至には、運を付けるためと、「ん」はいろはの最後で物事の終わりという意味もあり、
太陽が復活していくこととも兼ねて、「ん」の付く食べ物を摂ると良いとされています。
南瓜(なんきん)、蓮根(れんこん)、人参(にんじん)
銀杏(ぎんなん)、金柑(きんかん)、寒天(かんてん)
饂飩(うんどん)がその代表です。
この中にぜひ加えて欲しいのが達磨庵の“熟成ほしいも”です。
「干し芋」は、各地で色々な呼び名がありますが、干し芋産地では、
“乾燥芋(かんそういも)”と呼ぶのが一般的です。
しかも太陽の恵みを受けて出来上がりますから冬至に食べるのにピッタリだと思っています。
冬至には、『熟成平ほしいも』をぜひお召し上がりください。
干し芋マイスター 福井保久
干し芋マイスター 福井 保久
サツマイモの中に潜む美味さをどこまで引き出せるか、色、艶、食感、そして味を極限まで追求。
干し芋ひとつひとつをマイスターの誇りにかけて
最高のものだけを世に送り出している。