達磨庵が育てている干し芋の種類
干し芋にするからこそ本領発揮する
サツマイモたち
普段見慣れているサツマイモを干し芋にすることはまずありません。
焼き芋には焼き芋の、干し芋には干し芋に適したサツマイモがあるからです。
干し芋の原料にするサツマイモは、水分が多く含まれている品種でなおかつ、適度な大きさと形のものを選びます。
達磨庵が育てているサツマイモをご紹介します。
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玉豊(たまゆたか)
茨城産ほしいもは、国産ほしいもの約9割の生産があります。その茨城産の主力品種が「玉豊」です。
誰にでも好かれる素直な味で人気がある干し芋です。
昭和35年に品種登録されてから半世紀以上も干し芋産地で作られている国産ほしいもの代名詞ともいえる品種です。 -
いずみ
玉豊と同じく古くから作り続けられている干し芋専用のサツマイモです。
収穫量が少ないこと、加工に手間がかかることから生産量が少ない希少な干し芋です。
しかし強い独特な甘さと粘りがある食感は「いずみ」でしか味わえないために「干し芋はいずみでなければ」というお客様がたくさんいらっしゃいます。 -
兼六(人参芋)
人参芋とは、カロテンを多く含むサツマイモの総称です。
その中で最も干し芋に適している品種が「兼六」です。
サツマイモの味わいに人参の風味が加わった、人参芋ならではの味わいがあります。
栽培が難しいことから、干し芋産地でも達磨庵をはじめ数軒の農家でしか作付けされていない幻の品種です。 -
安納芋
蜜芋として知られるとても甘い焼き芋ができるサツマイモですが、干し芋にも適しています。
焼き芋より凝縮された分強い甘みがあります。だだし、安悩芋の主産地の九州よりも低い気温の茨城では、育ちづらいことと、加工がし辛いことから達磨庵以外ではほとんど作られていない品種です。 -
ほしキラリ
「玉豊」や「いずみ」を超える干し芋を目指して開発された品種です。
しっかり管理して栽培・加工すれば、抜群の甘さとやわらかさが味わえる干し芋になりますが、手間隙がかかるために残念ながら産地でもあまり生産されていません。達磨庵では「ほしキラリ」の美味しさを追求するために積極的に作っています。